フィリピンでストリートチルドレンの救援活動を行っている神父のシェイ・カレン氏を講師に迎えた催し「こどもたちの幸せを守る講演と映画の集い」が4月3日、山梨県甲府市の県立文学館講堂で開かれる。
カレン氏は、フィリピンで麻薬や売春から子どもたちを守る施設や、傷付いた子どもたちの社会復帰を支援するための基金を設立するなど、精力的な活動を展開している。その働きは国際的に高く評価され、05年にはノーベル平和賞の候補にもなった。
今回の催しは、児童をめぐる社会問題に取り組む同県内の社会福祉法人「ぶどうの里」と「ひかりの里」が主催。フィリピンのストリートチルドレンに古着を贈る活動を続けるぶどうの里がカレン氏に訪日を要請し、実現した。
当日は、カレン氏のストリートチルドレン救援活動についての講演と、児童虐待問題をテーマにした記録映画「葦牙(あしかび)―こどもが拓く未来」の上映が行われる。
午後1時から同4時半まで。定員500人。入場無料だが、主催側はフィリピンのストリートチルドレンへの救済募金を呼び掛けている。問い合わせは、ぶどうの里(電話:0553・44・2903)。