【CJC=東京】米国の『公共政策のためのユダヤ人評議会』が、長老教会(PCUSA)のア中東報告書『壁を打ち破る』は反イスラエル、と指摘した。ユダヤ系のJTA通信が報じた。報告書は今年の同派総会で論議されることになっている。
評議会は、報告書が「露骨に反イスラエルであり、アラブ・イスラエル・パレスチナ紛争を正義と邪悪の戯画におとしめている」としている。「聖典、歴史的な事柄、現実などを極端に選択してユダヤ人国家に反対する物語に作り上げた」という。
長老教会は2004年、イスラエルに供給していた資金の引き上げを総会で決定した。ただ06年にはその資金を地域の平和推進のために使用すると、姿勢を転換している。