【CJC=東京】イスラエル政府が、ジョゼフ・バイデン米副大統領の同国訪問中に東エルサレムでの入植者住宅1600戸の建設計画を発表した。これに米国など関係各国が強く反発したことから、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は3月13日、経緯の調査を命じた。
政府報道官によると、ネタニヤフ首相はバイデン副大統領訪問中の経緯を調査し、再発防止のための規則を作るため、政府幹部による委員会の設置を決めた。
ヒラリー・クリントン米国務長官はネタニヤフ首相と電話で会談し、米・イスラエル関係に対する「非常に否定的なシグナル」だと語ったほか、米CNNテレビで、バイデン副大統領の滞在中にイスラエルが計画を発表したことは「侮辱だ」とも述べた。ネタニヤフ首相は発表の時期については謝罪している。