韓国1200万人のクリスチャンを代表する韓国基督教総連合会(以下、韓基総)次期会長選まであと3週間に迫った。韓基総・選挙管理委員会(崔ソンギュ委員長)は6日、記者会見を開き、今回の選挙計画を公開したうえで「透明な選挙となるよう最善を尽くす」と語った。
会長選には金ドンゴン牧師(合同教団ジンジュ教会)と李ヨンギュ牧師(ホーリネス教団ソンナム聖潔教会)の2人が出馬を表明した。
また、健全な競争を推進する目的で当初計画された政策討論会は、選挙の過熱化を懸念する声が高まり中止されることになった。代わりに、選挙管理委は選挙ポスターの公開日を前倒しして投票者が検討期間を十分確保。投票直前に行われる所信表明では各候補の持ち時間に制限を設けない(通常5分)ことにした。
6日、金候補は「教会が正しく立つときこそ、社会で正義が成り立つ。その実現のために韓基総が先頭に立ってその使命を果たすべきだ」と話した。
李候補は「現代社会の実状を前にして、方向性の誤りを正す勇気と知恵と包容力をもって最善を尽くしたい」と述べた。
韓基総は28日に開かれる実行委員会の投票で次期会長と各委員を選出する。会長選の当選者は07年1月の韓基総総会で議場の承認を得て次期会長に就任。委員候補は新会長と現会長から承認を得たあと、議場の承認を受ける。