アフリカ西部のナイジェリアで7日未明、イスラム教徒とキリスト教徒の間で衝突が発生。1日で死者数500人を超える大惨事となった。
衝突が起こったのは同国中部プラトー州の州都ジョスで、報道によると、イスラム教徒がキリスト教徒の村を襲撃し牛刀で村民らを殺害した。緊急配備された治安部隊により95人が拘束され、8日には衝突が収まったという。
同国は北部にイスラム教徒、南部にキリスト教徒が多く、地域的に宗教が分かれている。今回衝突が発生したジョスは北部と南部の中間地に位置していることから、農地の帰属などをめぐりしばしば両教徒間の衝突が起こり、08年には300人以上が、今年1月にも400人以上が死亡している。