全国の警察が通報を受けたインターネット上の自殺予告が09年は223件、228人で、前年比43件、32人の増加、統計を取り始めた06年以降最多となったことが4日、警視庁のまとめでわかった。
通報された自殺予告者228人のうち身元が特定できたのは193人。このうち警察や家族により救護されたのが9人、説得などで保護されたのが78人と、計87人の自殺を未然に防ぐことができた。
年間3万人を超す自殺者の問題をめぐっては政府が先月、自殺総合対策会議を開き、「いのちを守る自殺対策緊急プラン」を決定。月別の自殺者数が最も多い3月を「自殺対策強化月間」と定め、自治体などと連携して自殺防止活動を推進している。