歴代ローマ教皇が居住し、現在も教皇庁(バチカン)が所有するローマのラテラノ宮殿に4日朝、聖職者に変装した強盗らが侵入。10万ユーロ(約1200万円)を奪い逃走した。
強盗は2人組で1人は聖職者に変装、もう1人は背広姿。同宮殿の事務所に侵入して会計担当者を銃で脅し、金庫の番号を聞き出して金を奪った。聖職者姿だったことなどから警備員も見逃したという。
同宮殿は4世紀初めにコンスタンティヌス1世から教皇に贈られ、約1000年間にわたり歴代教皇が居住した。長年カトリックの中心的存在とされたサン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂に隣接し、現在は博物館になっている。