【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は1月24日、日曜正午の祈りを信者と共に唱えた。集いの説教で、教皇はこの日のミサで朗読した使徒パウロの「コリントの信徒への手紙1」中の、教会を多くの部分から成り立つ一つの体としてたとえている箇所(12・12〜30)を取り上げた。
教皇は、教会はキリストを頭とした一つの体であり、キリストと共にすべてが一つにまとめられ、そこでは聖霊の賜物として様々なカリスマが一致していると強調した。
バチカン放送(日本語電子版)によると、翌25日が「キリスト教一致祈祷週間」の最終日に当たる所から、ローマの城壁外の聖パウロ大聖堂で、カトリック以外のキリスト教教会・共同体の代表者と共に夕べの祈りをとり行われることを告げた教皇は、キリストの弟子たちの完全な一致という賜物を神に祈り求めようと呼びかけた。