報道各社によると、国連総会本会議は13日、韓国の潘基文外交通商相(62)を満場一致で次期事務総長に任命した。来年1月1日に就任する。任期は5年で2007年1月1日から2011年12月3日まで。
アジア出身の事務総長は第3代ウ・タント氏(ビルマ=現ミャンマー、1961-71年)以来2人目で、北東アジアからは初。
共同通信は14日、分断国家出身の潘氏が国連組織・事業の改革と並び、北朝鮮の核・ミサイル問題解決に向けた国連の役割拡大に意欲を表明したと伝えた。
事務総長選出には地域持ち回りの慣行があり、今回の選挙戦はアジア出身者を中心に最大7人が乱立する大混戦となった。しかし、鍵を握る米国と中国が潘氏を支持、同氏の35年以上にわたる外交官としての実績や温厚な人柄に好感が持たれ、発展途上国からも支持を集めた。来年1月1日に就任する。