【CJC=東京】バラク・オバマ米大統領は1月17日、ワシントン市内のバーモントアベニュー・バプテスト教会の礼拝にミシェル夫人と令嬢2人と出席した。不意の訪問に興奮した約300人の会衆から拍手を受けた。
同教会は1866年に解放奴隷によって設立された。17日は連邦休日「マーティン・ルーサー・キング、ジュニア・デー」の前日に当たる。大統領は演説で、同教会にキング牧師自身が繰り返し説教に来ていたことを指摘した。
就任1年目の厳しい評価にさらされている大統領は、初のアフリカ系市民として大統領選に出馬した際の公約が完全に実現されてはいないことと、ワシントンで行われている派閥政治の役割を認めた。またマサチューセッツ州上院議員選挙の争点にもなっている医療改革施行への意欲を示した。会衆は歓迎の声を上げた。