歌手で牧師の小坂忠氏の名盤「ほうろう」のボーカルを新たに録音したアルバム「HORO2010」がBlu‐spec CDで3月24日に発売される。
「ほうろう」は小坂氏が75年に発表した、日本におけるR&Bの原点とも言われる名盤。「HORO2010」では、オリジナルの16chマルチテープを活かし、35年の時を経て小坂氏が新たにボーカルを録音した。
また、09年に開催された日本人初のビルボード・ツアー12公演からベストを選んだDVD+CD「HORO LIVE(SOUL CONNECTED TOUR)」、「HORO2010」のアナログ盤、ゴスペルのベストアルバム「CHU’S Gospel」も同時発売される予定となっている。
小坂氏は48年東京生まれ。66年にロックグループ「ザ・フローラル」を結成し、日本コロムビアよりデビュー。その後、細野晴臣氏、松本隆氏らと「エイプリル・フール」を結成。解散後の75年にソロアルバム「ほうろう」を発表した。翌76年にクリスチャンとなり、78年には日本初のゴスペルミュージックレーベル「ミクタムレコード」を設立。ゴスペル音楽活動を本格的に開始し、日本の教会音楽に新風を吹き込んだ。91年に日本フォースクエア福音教団秋津福音教会の牧師に就任。その後も、全国各地で音楽セミナーやゴスペルミュージックイベントを主宰し、教会音楽の発展に貢献してきた。