2010年1月12日10時26分

紀元前2千年のシュメール人集落跡、砂漠地帯で発見

 【CJC=東京】紀元前2000年ごろのシュメール人集落跡がイラク南部ディカル州の州都ナシリヤの南東方80キロで見つかった。シュメール文字が刻まれたウル第3王朝時代の壁や礎石が発見された、と地元の考古学当局が1月8日明らかにした。AFP通信が報じた。



 集落跡が発見されたのは、旧約聖書でアブラハムの生誕地とされる古代都市ウルに近いディカル州の砂漠地帯。



 かまやナイフなども発掘されたが、大半は紀元前2000年ごろの王アマルシン時代のものだという。



 これまでシュメール人は水辺に住んでいたと考えられていたが、今回集落が砂漠で見つかったことで、これまでの定説に影響を与える可能性もある。