セルビアのタディッチ大統領は同国正教会のクリスマスに合わせて6、7日の両日、同国からの独立を宣言したコソボ西部にある、正教会デチャニ修道院を訪問。コソボ側に対して和解を呼び掛けた。時事通信が伝えた。
タディッチ大統領は同修道院で行われたミサに出席。セルビアのメディアなどによると、「過去に起因する問題の解決を探るため、和解しなければならない」と呼び掛ける一方、「コソボはセルビアの枠内で欧州連合(EU)に加盟すべきだ」と述べ、独立を認めない考えを改めて示したという。
セルビア正教会はユリウス暦を使用しているため、2100年2月28日まではグレゴリオ暦での1月7日がクリスマスとなっている。