「社会のため」を政府や行政にすべて任せればいいという価値観を変え、「自らの手で公共を作り出す」という新たな文化を創れるかどうかの分岐点に来ている今こそ、あと一歩を踏み出してほしい―。聖学院大学(埼玉県上尾市)政治経済学部と人間福祉学部児童学科は来年1月13日午前11時から、NPOフローレンス代表の駒崎弘樹氏を講師に迎え、講演会2010「『社会を変える』を仕事とする」を同大チャペルで開催する。
講師の駒崎弘樹氏は、慶應義塾大学総合政策学部在学中に学生ITベンチャー経営者として活躍。卒業後は、地域の力によって病児保育問題を解決し、育児と仕事を両立するのが当然の社会をつくれないかと考え、「フローレンス・プロジェクト」を開始した。04年にNPO認証を取得し代表理事に就任。現在は、東京23区及び千葉県浦安市の働く家庭をサポートしている。著書に『「社会を変える」を仕事にする社会起業家という生き方』(英治出版)、『働き方革命』(ちくま新書)がある。
入場無料、事前申込不要。問い合わせは、同大・企画総務課(048・781・0925)。