米国人の8割は神の存在を信じており、存在を確信している人は6割であることが、調査で明らかになった。
米調査機関ハリス・インタラクティブ社が18歳以上約2千人を対象に実施したオンライン調査によると、全体の5人に4人が、神の存在を「信じている」と答えた。全体の59%は神の存在を「確信している」、15%は「ある程度は確信している」と答えた。
神の存在を「確信している」と答えた人が最も多かったのは、年代では40代、居住地では米国南部、性別では女性だった。
反対に、「確信している」と答えた人が最も少なかったのは、年齢層では25歳から29歳、居住地では都市部を中心とした米国東部、性別では男性だった。
宗教別にみると、「新生を自覚するキリスト教徒」(87%)が最も多く、プロテスタント(76%)はややこれを下回った。
神は地球上の出来事にどの程度関与しているのか。全体の43%が「神は地上の出来事をご覧になっているが、操作することはない」と考える一方、30%が「神は地上の出来事を操作している」と答えた。
新生を自覚するキリスト教徒のうち「神は地上の出来事を操作している」と答えたのは全体の59%で、「神はご覧になっているだけ」の35%を大きく上回った。
ダーウィンの進化論を信じると答えた成人は全体の45%にとどまる一方、創造論を信じると答えた成人も全体の40%にとどまった。
神の性別についての質問に対し、38%は「神は男性」と考えており、34%は「男でも女でもない」、10%は「男でもあり女でもある」と答えた。キリスト教徒では、新生を自覚するキリスト教徒の56%、プロテスタントの55%が神を男性と考えていることがわかった。
これ以外の設問に対する新生を自覚するキリスト教徒の回答は次の通り――
処女懐胎を信じる・・・92%
霊魂の存在を信じる・・・91%
地獄とサタンの存在を信じる・・・89%
創造論を信じる・・・68%
進化論を信じる・・・16%
調査は今年11月2日と11日に実施された。