【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は、バチカンで11月25日、水曜恒例の一般謁見を行なった。謁見には、日本司教協議会が派遣した公式巡礼団約170人も参加した。駐日バチカン大使アルベルト・ボッターリ・デ・カステッロ大司教も参加した。
巡礼団は、2008年11月24日に長崎で行なわれたペトロ岐部と187殉教者の列福式から1周年を機にバチカンを訪れ、教皇に福者たちの聖遺物を献呈すると共に、日本の教会からの感謝の意を表すことを目的としたもの。
教皇は巡礼団に向け、「福者ペトロ岐部と187殉教者の列福から1周年を祝う日本の司教はじめ信者の皆さんに心からの挨拶をおくる。神の喜びと平和の祝福が皆さんの上にあるように」と英語で歓迎の言葉を述べた。
謁見の終わりに、日本の教会を代表し、巡礼団団長の岡田武夫大司教が教皇に福者の聖遺物を納めた顕示台を献呈した。