日韓の教会が協力し、合同で開催された青年宣教大会「すっと EZRA(エズラ) in Tokyo」(同実行委主催=米内宏明実行委員長)が27日から29日の3日間、東京都新宿区のウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会をメイン会場に開催された。日韓の青年たち約250人が集まり、ともに賛美し、祈り、宣教への思いを新たにした。
大会は27日夜の全体集会から始まった。人気俳優ペ・ヨンジュンも絶賛し、イ・ビョンホン主演のドラマ「オールイン」でも歌われているメガヒット曲「君は愛されるため生まれた」の作詞・作曲者のイ・ミンソプさんをゲストに迎え、人気ドラマ「朱蒙(チュモン)」でソソノ役を演じた女優のハン・ヘジンさんがビデオレターで登場。ハンさんは、「私の内面には誰も知らない孤独と困難がありました」と語り、自分のすべての罪がイエス・キリストの十字架の死によってあがなわれたことを「信じることができました」と告白した。
イ・ミンソプさんは、父母から十分な愛を受けられずに育った悲しい過去を告白。自分でも自分を愛することができず、あるとき、「神様、なぜ私を愛するのですか」と祈った。すると、自分のうちにその理由があるのではなく、神が無条件に自分を愛してくだっていることを知り、涙があふれたという。「みなさんのうちに、弱い部分があったなら、それを通して神の力があらわされます」「みなさんは神の愛を受けるために生まれた方です」と祝福した。
この日のメイン・スピーカーとして招かれた日本バプテスト教会連合・大野キリスト教会の中澤信幸牧師は、イエスが5000人に食べ物を与えた奇跡で、パン5つと魚2匹というわずかな食糧を神が用いたことを強調し、たとえ弱く足りないものであっても「神様はあなたを用いられます」と語り、「あなたは神様に何と答えますか」と青年たちに問いかけた。
青年たちは、会場に用意された掲示板にメッセージへの応答を書き残した紙をはり、それぞれの決意を表明した。