今年創立60周年を迎える函館YWCAは28日午後3時から、英国を拠点に活動するロンドンアンサンブルを招いた記念コンサートを開催する。会場は、国の登録有形文化財でヴォーリズ建築事務所が設計した遺愛学院講堂(同市杉並町23)。コンサートは創立60周年を記念するメイン行事で、主催する実行委は広く参加を呼び掛けている。地元の北海道新聞が伝えた。
YWCA(キリスト教女子青年会)は1855年に英国で始まったキリスト教主義のNGO。女性の社会参画や平和促進など様々な活動を展開している。日本では1905年から始まり、津田塾大学創立者の津田梅子が初代会長。函館YWCAは1949年に活動を開始し、現在の会員は約120人。
演奏者5人のロンドンアンサンブルはメンバーの出身が日本、英国、ハンガリーと多彩なアンサンブル。コンサートでは、ハイドンの「フルート三重奏曲ニ長調」や「ピアノ三重奏曲ト長調」、イギリス民謡「スカボローフェア」など10曲程度を演奏する。
チケットは、前売3000円、当日3500円。問い合わせは、函館YWCA(電話:0138・51・5262)まで。