救世軍米国本営と米大手デパートのJCペニーが3日、貧困層の子どもや老人のためにクリスマスの贈り物を購入できるショッピングサイト「エンジェル・ギビング・ツリー」を公開した。12月14日まで受け付ける。
サイトを訪問すると、地域、年齢、性別から支援対象の「エンジェル」を検索できる。条件に合う候補がいると、登録しておいた電子メールに「エンジェル」の紹介と必要としている物品のリストが届く。メールには最寄の配送業者や発送先住所も記載されている。
国際物流サービス最大手フェデラル・エクスプレス(フェデックス)の協力により、同サイトからの注文品のみ国内の集配拠点1200カ所までは無料で配送される。
救世軍・地域連携開発主事のジョージ・フッド少佐(=牧師)は「この新しい試みを通して、救世軍がクリスマスの伝統を生かしながらネット上の新しい大衆に働きかけることができる」と期待を語った。
JCペニーのマイク・ボイルソン業務執行副社長は、キリスト教団体である救世軍との連携によって、クリスマス期の購買意欲に大きく寄与する「与えることの喜び」を盛り上げていきたいと語った。
ショッピングサイト「エンジェル・ギビング・ツリー」:http://angel.jcpenney.com