来年秋に東京で3万人規模の大伝道集会の開催を予定している伝道者クリストファー・サン氏が2日、「シアター1010(せんじゅ)」(東京都足立区)で開かれた伝道大会「東京セレブレーション」でメッセージを伝えた。中国系アメリカ人であるサン氏は、中国や台湾などの中国語圏では特に知名度が高く、日本での今大会を取材する台湾メディアの姿もあった。サン氏は、「あなたは孤独、憂いを感じていますか」と会衆に問いかけ、「心の扉を開いてイエスを受け入れてください。これ以上孤独を味わうことはないでしょう」と呼び掛けた。
サン氏は、1984年にクリストファー・サン伝道協会(CSEA)を設立して以来、米国をはじめ、カナダやロシア、カザフスタン、オランダ、マレーシア、フィリピン、台湾、韓国、香港、インドなど世界の各地を巡って数万人規模の集会を幾度も開催している。昨年4月に大阪市中央公会堂で開催された「大阪クリストファー・サン国際大会2008」では、地元の88教会が協力し、1000人収容の大ホールは満席となった。また今年7月には北海道旭川の教会と協力し、旭川では最大規模となる参加者数延べ3000人の伝道大会を成功させている。
サン氏は大会で、「孤独を感じるとき、それは罪を犯すとき」と語り、現代人の抱える孤独のもっとも根本的な原因は、人間が愛の源である神から離れた罪にあり、神の御前ではすべての人に罪があると説いた。
そのうえで、イエス・キリストが自分の罪をすべて代わりに背負い、十字架にかかって死んでくださったことを信じ受け入れるなら、「すでにイエスがあなたのすべての罪を負ってくださったのです」「あなたはもう孤独を覚えない」と強調した。
さらに、「(地獄の火が)全宇宙の中でもっとも苦しい」「行って後悔してももう遅いのです」と死後の裁きと地獄の恐ろしさを強調し、「神を信じない者の死は恐れが、永遠の神には永遠の命があると信じてください」と訴えた。
最後にサン氏は、「この世の人があなたの孤独やかっとうを解決することはできない」と語り、「だからこそ、イエスに向き合って、イエスに従うのです」と会衆に迫った。
講演後、メッセージを聞いて新しく信仰を持つ決心をした多くの人々や信仰を新たにしたクリスチャンが講壇の前に出て、サン氏の祈りにあわせて信仰を決心する祈りをささげた。
大会は2日間の日程で行われ、3日にも午後3時と同7時からの集会でサン氏がメッセージを伝える。