ウガンダの孤児たちによる聖歌隊「ワトト・チルドレンズ・クワイヤ」のメンバーが29日までに、来日した。あす31日から日本でのツアーが始まり、横浜、大阪、広島など、11月15日までに計13公演を予定している。
今回はすでに中国、香港、台湾、オーストラリア、ニュージーランドでのツアーを終えての来日。31日(土)は、横浜市教育会館(同市西区紅葉ヶ丘53)で、「アフリカ・エイズ孤児を支援する女性の会」が主催するコンサート(当日料金2500円、小学生以下1500円)に出演。第1公演(午後2時半開場、同3時開演)、第2公演(同5時半開場、同6時開演)が予定されている。
このほか日本での公演は、11月1日(日)神奈川県立地球市民かながわプラザ・プラザホール(同会主催)、3日(祝・火)金城学院大学ランドルフ記念講堂(ワトト名古屋実行委主催)、4日(水)ライフポートとよはし(ワトト豊橋実行委主催)、5日(木)海津公民館「文化センター」大ホール(ワトト海津実行委主催)、6日(金)ウエスティ堺(ワトト南大阪実行委主催)、7日(土)粉河ふるさとセンター(ワトト紀泉委主催)、8日(日)柏原市民文化会館リビエールホール大ホール(ワトト南河内実行委主催)、10日(火)近江兄弟社学園ヴォーリズ平和礼拝堂(近江兄弟社学園主催)、11日(水)関西学院大学西宮上ヶ原キャンパス中央講堂(聖書研究会”ポプラ”主催)、12日(木)グッド・サマリタン・チャーチ(ワトトコンサート北摂地区実行委主催)、13日(金)三木記念ホール(こくさいこどもフォーラム岡山主催)、15日(日)広島女学院ゲインズホール(世界食料デー広島大会実行委主催)が予定されている。
同クワイヤは、94年から世界各地でコンサートツアーを展開し、ブッシュ前米大統領や英国のエリザベス女王の前でもパフォーマンスを披露、その働きは米国のニューヨーク・タイムズやワシントンポストなどでも取り上げられている。現代ゴスペルと伝統的なアフリカンリズムが融合した元気いっぱいの歌とダンスは、昨年初来日して行われたツアーでも好評を得た。
メンバーはすべて、カナダ人宣教師のゲアリー・スキナー牧師夫妻が設立した支援団体「ワトト・チャイルドケア・ミニストリー」で育てられた孤児たち。誰もが例外なく、言葉にできないほどの暗い過去を背負っている。しかし、来日する子どもたちの目には希望が溢れている。未来のウガンダのリーダーとなり、ウガンダをもっといい場所にすること、それが聖歌隊のメンバー全員の願いだ。同ミニストリーでは、1700人以上の子どもたちを現地の村で養っている。
ツアースケジュールの詳細は、ワトト・ジャパンのホームページ(http://www.watoto.jp)で。