今年創立125周年を迎えた横浜YMCA(山田尚典理事長)は18日、団体発祥の地である横浜海岸教会で創立記念礼拝を捧げた。神奈川県の地域紙「タウンニュース」が伝えた。
礼拝には約250人が参加。礼拝前には125周年にちなんで教会の鐘が125回鳴らされ、礼拝は明治期のスタイルを参考に説教や賛美、聖書の朗読などが行われた。
YMCA(Young Men's Christian Association)は1844年、ジョージ・ウィリアムズら12人のキリスト者青年によりイギリス・ロンドンで創立。教育・スポーツ・福祉・文化などの分野の事業を展開する非営利公益団体として、現在は120を超える国と地域で活動を展開している。
横浜YMCAは明治時代の1884年10月、横浜海岸教会の青年たちによって誕生。開港間もない横浜で英語研究会の看板を掲げ外国語学校を開校。また大正時代には神奈川県で初めての室内体育館を建設し、バスケットボールやバレーボールなどの市民スポーツの普及に努めた。現在は県内38拠点で約2万人の会員が語学やスポーツ、国際・地域活動等に取り組んでいる。
横浜YMCAは創立125周年記念事業として、11月8日に神奈川県民ホールで「ゴスペルミュージカル“125”〜未来に向かってゴスペルを歌おう!〜」を、同28日には神奈川県立音楽堂で「横浜YMCA保育園ファミリーコンサート」をそれぞれ開催する。問い合わせは記念事業事務局(045・662・3721)。