学校法人・桜美林学園(東京都町田市、佐藤東洋士理事長)は15日、独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構(千葉市)により一般競争入札にかけられた、多摩市落合の東京厚生年金健康づくりセンター「サンピア多摩」の駐車場部分を除く土地と建物を落札したと発表した。
落札価格は24億9186万円。今月下旬に売買契約が締結され、来年4月下旬に引き渡しとなる予定。同センターは1987年に開設され、駐車場部分を除く敷地面積は約1万6770平方メートル、建物の延床面積は約2万1882平方メートルに及ぶ。
同学園はこの施設を「同学園の国際交流の拠点」「地域にある大学間連携事業の拠点」「地域文化振興の拠点」などとして利用する方針で、具体的な用途は理事会で慎重に議論した上で決定し、2011年5月の創立90周年を目途に施設整備を完了したいとしている。
同学園は1921年、中国・北京に創設された崇貞学園を前身としており、キリスト教主義に基づく国際人の輩出を建学の精神に掲げている。