【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)の主にアフリカ出身者が着座する可能性はある、とガーナのピーター・コドゥウォ・アッピア・タークソン枢機卿が語った。
同枢機卿は第2回アフリカ特別シノドス(代表司教会議)に参加するためバチカン(ローマ教皇庁)を訪問、10月5日の記者会見の際、黒人教皇の可能性に関する質問に答えた。バラク・オバマ米大統領や、コフィ・アナン前国連事務総長など世界の指導者に黒人が就任していることに触れ「神が教皇として黒人を望まれるなら、ありがたいことだ」と応じた。
同枢機卿は第2回アフリカ特別シノドス(代表司教会議)の報告者を務めるが、ベネディクト十六世や故ヨハネ・パウロ二世も、教皇の座に就く前にシドノス報告者を経験しているところから、同枢機卿も現教皇ベネディクト十六世の有力な後継候補の1人と取り沙汰されている。