【CJC=東京】米テキサス州のテレビ伝道者ベニー・ヒン氏が自家用機でロンドン近郊のスタンステッド空港に10月2日着陸したが、入国を拒否された。宗教聖職者の入国に関する新規則による、という。伝道集会開催には英国の教会の同意書が必要だが、それを得ていなかったのが理由とされている。
ヒン氏は、同空港を飛び立ち、今度はロンドン北方のルートン空港に着陸を試みたが、ここでも拒否され、フランスに向かった。
同氏は同日夜から3日間、イーストロンドンのドックランドで大伝道集会を行う計画で、すでにペンテコステ派キリスト者数千人が英国内だけでなく欧州各地から集まり、ホテルも満員の所も出ていた。
会場に集まった数千人に、主催者側はヒン氏が姿を現わさない理由を明らかにしないまま、別の牧師が説教し、献金を求めた。
ブリストルから来た参会者の1人は「これまで何回も来たのに、今度はダメというのはおかしい。ホテル代もかかっているのに」と不満顔。
昨年11月に施行された新規制の目的は、過激主義を排除し、宗教的憎悪を教える人の入国を阻止することにある、という。