韓国キャンパス・クルセード・フォー・クライスト(CCC)創始者の金俊坤(キム・ジュンゴン)牧師が29日午前11時11分頃、韓国・新村(シンチョン)のセブランス病院で死去した。85歳。
金牧師は米国フラー神学校留学中にCCC創設者のビル・ブライト博士と出会ったのをきっかけに帰国後の1958年、韓国CCCを設立。青年福音化の礎を据え、74年や80年には世界のキリスト教史上でも類を見ない大規模な伝道大会を開催して民族福音化に希望を燃やした。
また66年には留学中に米国で体験した朝食祈祷会をモデルに韓国国家朝餐祈祷会を組織し、政治家たちを祈りへと導いたほか、聖市化運動にも尽力。韓国教会史の生き証人と言っても過言ではない。
さらに日本に対しても91年から短期宣教プロジェクトとして、延べ1万7000人にも及ぶ学生宣教師を派遣し福音化に貢献。7月の日本プロテスタント宣教150周年記念大会ではビデオレターで登場し、メッセージを伝えた。