多事多難の2005年も過ぎ去り、期待溢れる新年を迎えた。年始の時こそ、日本の基督教の行くべき目標とビジョンを建て未来を準備すべきだ。2006年に表れる神の栄光のために、日本における神の国のビジョンと宣教への戦略的な目標を建て、実行することが何よりも大切である。
聖書より美しい預言はない。福音は人間個人の罪からの救いであると同時に、人類全体の宇宙的な救いの歴史の預言でもある。世界の創造から罪による堕落、イエスキリストによる救い、そして神の国の回復。聖書はこの罪的な世界を救うための歴史の記録だ。この壮大な神の救いの歴史の中に、我々は生まれ、生き、再び神のところに帰る。クリスチャンは、全人類を救おうとなさる神の御心と情熱を忘れてはいけない。2006年の日本に何が起ころうとも、神の救いのご計画は間違いなく発展して行くだろう。
一つひとつの教会、諸団体の目標とビジョンが、壮大で絶対的な神のご計画の流れの中における日本のキリスト教の行くべき指標になるべきだ。クリスチャン人口の少ない日本において、まず優先すべき課題が宣教であることは自明だ。
何よりも救いの福音の宣告が必要であり優先すべきだ。神と人が真に待ち望むことは、罪悪の世界から元の美しい世界への回復だからだ。福音は堕落からの救いの道を教える。その道はイエスだ。イエスの苦難と犠牲と死は、罪人の身代わりとしての死であって、神の最も完璧な啓示であった。その死によって、死ぬべき人間へ復活の喜びが届いた。十字架の贖罪によって召された我々自身がイエスの生を歩み、福音を実践することから全世界の救いは始まる。先ずは福音を知らない人にイエスを知らせることからだ。
さて、日本のキリスト教界の目標とビジョンはなんだろうか。日本はどこに向かおうとしているのだろうか。日本のクリスチャンは日本の未来を準備しているだろうか。神の栄光が現れる一年になることを期待する。