今年5月に声帯に腫瘍あることが判明し音楽活動を休止していたゴスペルシンガーのMigiwaが26日、かねてから希望していた米国での聖書の学びをするために渡米した。来年5月までの約8カ月間、テキサス州で聖書の学びをしつつ、まだ声がようやく出始めたという状況の喉の回復を待つ。一方、年内のコンサートはすべてキャンセルされたが、来年6月からのコンサートは受付が開始された。公式サイトによると、キャンセルになってしまったコンサートの主催者から優先的に受付が行われる。
Migiwaが患ったのは、「喉頭肉芽腫」という声帯に腫瘍ができる病気。今年4月から喉に違和感を感じ、約1カ月後に受けた検査で発覚した。完治には半年から1年が必要という。検査後もコンサートを続けていたが5月中ごろに全く声が出ない状態となり、予定されていたコンサートもキャンセルされることになった。
6月には公式サイトで、Migiwa本人が、「コンサートを去年から計画していてくださっていた教会等の皆様には心から申し訳ない気持ちですが、どの教会もご理解くださり、延期という形にしてくださって本当にありがとうございます」「一日でも早く、またみなさまの前に立って賛美が出来る日を心待ちにしています。お祈りをしてくださっている方々のうちに、神様からの大きな大きな祝福があることを祈っています」などとコメントを掲載していた。
Migiwaは2001年からゴスペルシンガーとして活動を開始し、ゴスペルユニット「Voice of Joy」のメンバーとして中学高校などを巡回。02年には初CD『My Only Reason』をリリース、04年にはファーストアルバム『世界で唯一の』をリリースした。05年にはBS朝日の「GOSPEL GENERATION」に5週連続で出演。ゴスペルCCM大賞のアーティスト部門で銅賞(05年)、金賞(06年)を受賞、アルバム部門で銀賞(06年)を受賞した。07年には渡米して、ナッシュビル、メンフィス、ノースキャロライナなどでチャペルコンサートを行った。国内各地の教会やライブハウスでコンサート活動を行っている。
来年6月以降のコンサートの受付は、公式サイトで受け付けている。