日本キリスト教会福岡城南教会(福岡市中央区)で10月27日、講演会「カルヴァンと教会のディアコニア」が開講される。講師は、日本キリスト教会東京告白教会牧師でカルヴァンの主著「キリスト教綱要」訳者の渡辺信夫氏。改革派の神学と、その基を築いたカルヴァンの人と思想について講演する。
今年生誕500周年を迎えたカルヴァンは1509年7月10日、北フランスのノアイヨン生まれ。キリスト教宗教改革の初期における代表的な指導者で、その神学は教派を超えてプロテスタント諸派に大きな影響を与えた。「キリスト教綱要」は1536年にラテン語で初版が刊行。論敵との議論の必要性などから5度にわたり改定・増補が行われた。
講師の渡辺氏は、訳書「キリスト教綱要」、「カルヴァンの神学」をはじめ、著書「カルヴァン」、「カルヴァンの教会論」、「カルヴァンとともに」、「カルヴァンの『キリスト教綱要』を読む」などカルヴァンに関する書籍を多く手掛けている。
講演会は会費500円で事前申込不要。午後4時から。問い合わせは新教出版社(03・3260・6148)。