21日から始まった第5回日本伝道会議(5)JCEの2日目である22日午後には、21の分科会と3つのシンポジウムが行われた。「アイヌ宣教」をテーマとしたシンポジウムでは、自らもアイヌの血を引くアイヌ民族博物館(北海道・白老町)伝承課長の山丸郁夫氏や、台湾原住民への宣教を15年にわたって行ってきた二宮一朗氏(日本イエス・キリスト教団我孫子栄光教会牧師)、台湾原住民のアミ族であり、台湾基督教長老教会副総幹事を務めるシン・オラム氏が発表。山丸氏はアイヌ民族独自の挨拶や儀式などを紹介し、二宮氏は聖公会の宣教師であったジョン・バチェラー氏を中心としたこれまでのアイヌ宣教を紹介し、今後のアイヌ宣教について提言した。