【CJC=東京】信仰の自由を中心にした人権擁護団体『クリスチャン・ソリダリティ・ワールドワイド』(CSW)によると、内戦が続いているコロンビア西北部コルドバ県マラニョナルで9月6日、国際フォースクエア福音教団(ICFG)のラファエル・ヴェラスケス牧師(41)が、覆面の3人に射殺された。
ヴェラスケス氏がモンテリバノ村で礼拝をした後のことで、武装した3人が同氏の自宅に押し入り、夫人と教会青年6人の面前で射殺したという。
コロンビア全土で武装勢力による組織的な宗教的迫害が起きており、信仰の自由が脅かされている。
コルドバ県では少なくとも牧師15人がこの半年、家族も殺すと脅迫されており、活動している現場から離れた人も出ている。強制的に閉鎖された教会は200カ所以上に上り、この3年で殺害された牧師は35人を超えている。
(注)国際フォースクエア福音教団(ICFG)は米ロサンゼルスに本部を置くペンテコステ派教会。日本を含め世界142カ国で宣教し、教会員数400万以上という。