ハワイ系教会のニューホープ・インターナショナル・フェローシップが毎年開催している「チームでする教会作り(DCAT=Doing Church As a Team)カンファレンス」が今年は9月3日〜5日まで、千葉県の浦安市文化会館で開催された。「もう一度行きたくなる教会(The Encore Church)」をテーマに行われ、全国約120教会から3日間で延べ2500人が参加した。
日本での開催は今年5回目を迎える同カンファレンスは、ニューホープ・インターナショナル・フェローシップの母体となる米ハワイ州のニューホープ・クリスチャン・フェローシップで始まった教会のリーダーシップトレーニングプログラム。ニューホープ・クリスチャン・フェローシップは95年設立と新しい教会ではあるが、すでに礼拝出席者は1万5000人を超え、「全米で最も影響力を持つ教会トップ25」や「全米で最も革新的な教会トップ10」などに選ばれている。
今年のDCATカンファレンスには、ニューホープ・クリスチャン・フェローシップ創設者で、同オアフ主任牧師であるウェイン・コデイロ氏らが来日参加。コデイロ氏はメインスピーカーとして3日間すべてで「アンコール・チャーチ」「自分自身が見えますか?」「教会の壁を越えて」「聖霊によるアンコール・ワーシップ」などをテーマに講演した。
講演でコデイロ氏は、牧師はリーダーとしての役割を担いつつも「しもべ」として仕えるべき者であることを強調した。コデイロ氏自身、ゲストとして招待された席で、不意なことにコーヒーを他の客たちにポット3本分も配り、その後コデイロ氏がその会場で一番のゲストであったことがわかり、会場全体が驚いたというエピソードを紹介。神に仕える、あるいは人に仕えることは「良い心」がなければできず、「良い心」はプレッシャーにも左右されず、躊躇することなく与え、人を赦すことができるのだと語った。
開催の数カ月前から準備を進め、3日間の日程を終えたスタッフは「一人ひとりに神様が触れて下さっていることを感じた。(カンファレンスで)受けた恵みを家庭や職場、それぞれの環境で輝かせて欲しい」と語った。また、教会の一人ひとりが与えられた賜物を生かし、チームとなって教会を作るという「DCATのスピリットは変わりません」と話し、来年も秋に開催が予定されている次回カンファレンスに期待を込めた。