大塚国際美術館(徳島県鳴門市鳴門町鳴門公園内)は9月5日と6日、バチカンのシスティーナ礼拝堂の天井画と祭壇壁画を原寸大に再現したシスティーナ・ホールを舞台に、キリスト教徒(キリシタン)として世界的に知られる細川ガラシャをテーマにした歌舞伎を「システィーナ歌舞伎」と銘打って上演する。
上演されるのは新作歌舞伎「切支丹寺異聞 伽羅沙(きりしたんでらいぶん ガラシャ)」。細川ガラシャを上村吉弥が、ガラシャの夫・細川忠興を坂東薪車がそれぞれ演じる。
システィーナ礼拝堂の天井画と祭壇壁画は16世紀、教皇ユリウス2世がミケランジェロに依頼したもので「天地創造」や「最後の審判」などが描かれている。大塚国際美術館のシスティーナ・ホールはこれを再現しており、ここを舞台にした今回の歌舞伎上演は「和と洋のコラボレーション」として話題を呼んでいる。
5日は昼の部午後1時半、夜の部午後5時半開演で、6日は昼の部午後1時半開演。全席指定でA席6500円、B席5500円(入館料・観劇料・消費税等込み)。問い合わせは同美術館(088・687・3737)まで。