ナチス・ドイツによるユダヤ人大虐殺(ホロコースト)の悲劇を今に伝えるホロコースト記念館(広島県福山市)の入館者が29日、10万人を突破。10万人目となった三重県津市の中学3年生、稲垣江里さんに記念品が贈呈された。
同記念館は聖イエス会牧師の大塚信館長が1995年7月、「アンネの日記」で知られるアンネ・フランクの父・オットー氏との親交をきっかけに開設。07年10月には新館が建てられ、今回開館から約14年2カ月で入館者10万人を達成した。
同記念館では、虐殺されたユダヤ人の遺品が展示されているほか、ナチスの目を避けてアンネが過ごした「隠れ家」も再現されている。