弘前学院大学(青森県弘前市)の学生らは26日、同大の前身「弘前女学校」の生徒が岩木山登頂を果たしてから100年を迎えたことを記念し、同山登山に挑戦。頂上で賛美と礼拝を捧げた。地方紙が伝えた。
同山は昔、女人禁制とされていたこともあり、女性の登山は極めて異例だった。しかし、弘前女学校の生徒は1909年8月、牧師らとともに登山を敢行。頂上で賛美歌や聖書の朗読による礼拝を行い、無事下山を果たしたという。
今回は、同大社会福祉部の棟方達也准教授と同准教授のゼミで学ぶ男女7人の学生が登山に参加。礼拝を再現し、100年記念の横断幕を掲げるなどして当時の情景に思いをはせた。