【ニューヨーク=CJC】世界福音同盟(WEA)が人身売買問題に対処する特別チーム(タスクフォース)を組織したことが明らかになった。全世界4億2000万人の福音派キリスト者を擁するWEA加盟教会の間に意識を向上させようという。
タスクフォースは人身売買問題コミッショナーのクリスチーナ・マクミラン氏が長となり、加盟教会とその指導者たちが人身売買の被害者を援護するのに必要な戦略を展開し効果的に行動することで、人身売買を防ごうというもの。メンバーはWEA女性委員会から、エイリーン・スチュアート=ルード委員長の他、ジェニファー・レムヒルト・チュンハグ氏(スウェーデン)、ジョスリン・ダーストン氏(カナダ)が選ばれた。マクミラン氏は救世軍の国際社会正義委員会の委員長も務めている。
WEA国際部門のジェフ・タニクリフ担当は「毎年、1分間に1人以上が国外に売買されている。このWEAの働きが地球社会を、意義のある、効果的で聖書的な応答が出来るよう動かすことが希望であり、祈りだ。キリストに従うものとして、世界規模の悲惨な不正を終わらせるために出来ることは何でもやらなければならない」と語っている。