「地域の人たちがほっとでき、元気と勇気を与えられる場所を提供したい」。千葉県千葉市のJR幕張本郷駅から徒歩10分の教会「幕張本郷クリスチャンコミュニティー」で16日、同教会の開拓1周年を記念する集会が行われた。同教会を立ち上げた千葉県在住の佐々木博牧師(70)はこの日集まった参加者を前に、「自分の居場所を見つけ出すことのできる教会でありたい」と抱負を語った。
同教会は昨年7月25日から週一度のペースで集会を開始。一年前は佐々木牧師夫妻と植竹栄一牧師(74)夫妻の4人でのスタートだったが、この日は11人が午後の集会に集まった。
午前11時から礼拝をささげ、午後には参加者全員で食卓を囲んでの和やかなひと時を過ごした。午後の集会では佐々木牧師が教会のビジョンを説明。参加者も意見を出し合いながら、ビジョンの共有を深めていた。
佐々木牧師が教会を始めたきっかけは、閉鎖的な日本の教会になじめないでそこを離れていくクリスチャンの存在だった。「教会に来て早々「悔い改めなさい」と言われても人は変わりません。まずはその方の人生をそのまま受け入れてあげることが大事。人は御言葉によって変えられるのです」。教会の必要を会員に押し付けるのではなく、集う人々の必要に応える集会を目指していきたいという。
集会は毎週日曜午後3時と毎週水曜午後1時半から千葉県千葉市花見川区幕張本郷3−5−30の同教会で。問い合わせは、同教会(043・275・5254)。