【ジュネーブ=ENI・CJC】世界教会協議会(WCC)次期総幹事候補の1人、ノルウェー・ルーテル教会のオラフ・フィクセ=トゥヴェイト牧師(48)が、WCCはイスラム教との関係とイスラム教が優勢な地域のキリスト者を支援することにもっと注意を払うべきだと思う、と語った。「イスラム教が支配的な国で、イスラム教との関係を維持しなければならない教会を孤立させてはいけない」と同氏が8月13日付けの独週刊紙ライニッシャー・メルクールとのインタビューで述べたもの。
「欧州でも、イスラム教徒の隣人との対話の重要性は増している」と言うトゥヴェイト氏はノルウェー教会のエキュメニカル国際関係協議会の総幹事を2002年から務めている。「軽率なコメント」で緊張を増すことのないようにするのが重要だと言う。同氏はWCC次期総幹事候補として調査委員会が指名した2人の中の1人。もう1人は韓国のパク・ソンウォン牧師。
WCC・パレスチナ・イスラエル・エキュメニカル・フォーラムの中核グループの共同議長を務めるトゥヴェイト氏は、中東のような地域のキリスト者にとっては、イスラム教徒との交渉では世界教会の支援が重要だ、と指摘した。