【CJC=東京】英カトリック教会の指導者、イングランド・ウェールズ・カトリック司教協議会のビンセント・ニコルズ会長(ウェストミンスター大司教)は、流行しているソーシャルネットワーキングサービス(SNS)への懸念を表明した。
8月2日付の日曜紙サンデー・テレグラフに掲載されたインタビューのなかで、ネット上の人間関係は一方的に突然切られてしまい、衝撃を受けた若者が自殺する引き金にもなっている、と同大司教は述べた。
「努力して築き上げた友情は長続きする」として、インターネットや携帯電話が「非人間的な社会を形成している」と警告した。
フェースブックやマイスペースなどに関しても、「調和のとれたコミュニケーションではなく、円滑な社会を形成することはできない」と語った。