農林水産省が主催して30日に行われる世界の食料問題を扱うシンポジウムに、聖書の価値観に基づいた物心両面の飢餓対策を続ける日本国際飢餓対策機構(JIFH、本部:大阪府八尾市)の特命大使である神田英輔氏がパネラーとして参加する。
同機構は、隣人愛、共生、人間の尊厳といった聖書に基づく価値観に立ち、1981年以来活動を続けるキリスト教系の国際協力NGO。現在はバングラディッシュやカンボジア、ルワンダ、ウガンダなどアジアとアフリカの国を中心に海外スタッフを派遣し、現地の支援団体や国連諸団体と協力して活動を行っている。国内では毎年秋に、全国数十箇所で「世界食料デー」大会を開くなど、草の根の啓発活動を行っている。
国際連合大学で30日行われるシンポジウム「世界の食料問題を考えよう」には、神田氏のほか、国連世界食糧計画(WEP)日本事務所の焼家直絵・支援調整官や、農業・食品産業技術総合研究機構の岩永勝・作物研究所所長ら6人がパネラーとして参加する。