スコットランド監督派教会の首座主教に13日、デイビット・チリングワース主教が新たに就任した。
北アイルランド出身のチリングワース主教は、スコットランドへ来る前は、アイルランド国教会の聖職者として教派間の和解のために尽力。05年からは、スコットランドの都市セントアンドリューズ、ダンケルド、ダンバーで主教を務めてきた。
今回、首座主教の候補に上げられたのはチリングワース主教だけであったが、他の主教6人から推薦されたかたちで新首座主教への就任が決まった。
同日行われた教会会議でチリングワース主教は、「我々は、ますます開放感だけが進み世俗化が広がるこの社会の中に生きている。これは教会が存在しやすい場所とは言えない。しかし、このような社会にあって、スコットランド監督派教会のような小さな諸教会が、宣教や礼拝において特別な貢献をすることが出来る」と語り、世俗社会における教会の役割を強調した。