【CJC=東京】イスラエル考古局は、約3000年前、第一神殿時代の陶製の水がめの取っ手を発掘したが、それにはヘブル文字で「メナヘム」という名が記されていた、と現地紙『ハアレッツ』が報じた。
メナヘムは今もイスラエルでは多く使われる名ではあるが、古代イスラエルにメナヘム・ベン・ガディ王がいた。考古学者はこの取っ手を紀元前900年ごろ、第一神殿時代のものと見ている。
「この重要な発見は、古代東方、特にイスラエルの地で発掘されたものに見られる同様な名前を結びつける重要なことだ」と発掘主任のロン・ベエリ博士。「メナヘム」という名のついた工芸品がエルサレムで発掘されたのは初めて、と言う。