・・・神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行なわせてくださるのです。すべてのことを、つぶやかず、疑わずに行ないなさい。それは、あなたがたが、非難されるところのない純真な者となり、また、曲がった邪悪な世代の中にあって傷のない神の子どもとなり、いのちのことばをしっかり握って、彼らの間で世の光として輝くためです。・・・私といっしょに喜んでください。(ピリピ2章1節から18節)
今、世界中に豚インフルエンザの話題が溢れています。非常に強い感染力があり世界中に広がっていますが、毒性はそれほど強くなく通常の日本の医療体制や衛生状態であれば、重症にならずにすむはずだということで、大騒ぎする必要はなさそうです。
私たちはインフルエンザに感染しないように細心の注意を払います。同時に、悪影響を与えたり、人生をつまらない苦々しいものに変えてしまう噂話や、悪口、憎しみや恨みという悪や罪の種が私たちの人生全体に増え広がらないように、細心の注意を払いたいのです。
私たちは信仰を働かせて神の恵み、喜びと感謝、楽しさを感じながら歩んで行きましょう。
信仰生活とはどういうものか、今日開いた聖書のお言葉の中から3つの秘訣を学んでおきたいのです。
1.いつも喜びや感謝がある生き方を目指す
信仰を働かせることで私たちは何を求めているのでしょうか?それは、心も魂も救われ、頑固な私たちの心構えさえ変えられ、困難が山積する仕事や生活の中においても、神からの祝福が与えられること、喜びと感謝と恵みの溢れる人生です。
そして、ただ単にマイナスをプラスにするのではなく、圧倒的なプラスアルファを与えて下さる恵みへと信仰の生活を高めていこうではありませんか。
信仰により、私たちには1人分の小さな喜びや幸せではなくて、みんなと分かち合うことのできるほどの祝福と喜びが溢れるのです。自分だけの小さな喜びではなく、満ち溢れ分かち合うことのできる喜びに満たされた人生を求めましょう。
神が与えて下さる良きもの、喜びや感謝、笑顔、希望、平安、楽しさ、癒しというものを人々に思い切って分け与えることができるように、喜びを満ち溢れさせて下さいと願っていきましょう。
2.いつもキリストの生き方を手本とする
時に私たちは、感謝や喜び平安が感じられなくなったり、こんな状況では笑顔になんかなれない、などという感覚に襲われます。喜びが涸(か)れ果てるのはイエスを見ることを忘れるからです。いつの間にか自分が一番正しい人になって、私はこんなに頑張っているのに、どうして他の人は、と思うと私たちは喜びをなくします。
でも、どんな時でもイエスが模範です。イエスから目を離さないでいると、私のためにむち打たれ、いばらの冠をかぶらされ、手足に釘を、脇腹に槍を突き通され、私の代わりに死んで下さった、このイエスが、いつも私を導いておられる救い主だと分かれば、私たちは喜ぶことを絶対忘れないのです。
どんなに私たちが立派になろうと頑張ろうと、また、独りぼっちに思える状況があったとしても、命を捨てるほど苦しまれ、私を愛して下さったイエスの愛の事実に基づく喜びだけは決してなくなりません。
3.いつも身近な所から始まる
信仰生活は今この瞬間の生き方から始まるのです。今あなたの心に与えられている神からの志や信仰の思い、日々の生活の中で与えられる良いアイディアを大切にして、それをつぶやかずに実行しましょう。そうすれば神の御業は必ず実現します。
クリスチャンとなってせっかく神様の愛を知った私やあなたが、どうして幸せになりきれないのでしょうか?特に日本人である私たちは、ひねくれたり、すねたり、人を裁いたり、ぶつぶつ言いすぎです。私たちはもっと素直に感謝したいし、喜びたいと思います。
せっかくの恵みの中で、つぶやいて祝福を無駄にすることがないように。神の素晴らしい祝福は起こっています。悪魔に足下をすくわれないように、目に見えない小さなずれにも気を付けましょう。
イエスが私たちの救い主です。恵みの日々は動いています。喜びをもって5月の日々を歩んで行きましょう。
万代栄嗣(まんだい・えいじ)
松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。
また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。
国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。