【CJC=東京】米宗教調査団体『プー・リサーチ・センター』の調べでは、米国で成人の半数は少なくとも1回は宗教を変えていることが分かった。3万5000人を対象に昨年行ったもの。USAトゥデー紙が報じた。
改宗したカトリック者の71%、プロテスタントの60%は、霊的に満たされなかった、単に好ましかった、信念を持って変えた、と言う。
カトリックでは止めた人が10%、入った人が2・6%。止めた人の3分の2、プロテスタントになった人の半数は「教えを信じることを止めた」としており、聖職者の性的スキャンダルを理由に挙げた人は3割に止まっている。
教義上の違いではなく生活環境の変化が、プロテスタント各派間で変わる理由になっている。転居理由が4割近く、他派会員との結婚も理由になっているが、制度や信仰実践、人間関係などへの感情を理由にする人も36%。