ウクライナでは戦争が激化し、ロシアの攻撃による恐怖がエスカレートしている。しかし、そのような混乱の中、信仰と決意は揺るがない。
ドローンによる攻撃やエネルギーインフラを狙ったミサイル攻撃に耐えながら、ウクライナでは毎晩のように破壊が繰り返されている。彼らの負った精神的なダメージは計り知れないだろう。にもかかわらず、ウクライナ人は断固として立ち向かい続けている。
激しい砲撃があった日曜日の朝、ユーリイ牧師はこう宣言した。「この朝、ウクライナの教会が、救い主と主を礼拝することを誰も止めることはできない」と。
ウクライナにとって、この戦いの重要性は国境をはるかに超えている。イェール大学の歴史学者ティモシー・スナイダーはこれを「世界的な民主主義にとっての危機的状況の前兆」と呼ぶ。
ゼレンスキー大統領はこう祈った。「われわれの意思と霊性を強めてください。ウクライナを、そして私たちが信仰を失うことがありませんように」と。
来月で、ロシアのウクライナ侵攻から3年になる。同国、同地域の平和のために祈ろう。そして、その平和のうちに福音の種が豊かにまかれるように祈っていただきたい。
■ ウクライナの宗教人口
正教 61・2%
プロテスタント 5・8%
カトリック 10・1%
無神論 19・5%
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