反キリスト教的であると教会から非難を浴びている映画「ダ・ヴィンチ・コード」の続編「天使と悪魔」について、北米のカトリック団体が反発。映画の原作であるダン・ブラウンの著書「天使と悪魔」の偽りを暴露した小冊子を発売し、アンチキャンペーンを展開している。
「Catholic League for Religious and Civil Rights」という北米で最大のカトリック系人権擁護団体で、前作の「ダ・ヴィンチ・コード」公開時にも同様のキャンペーンを展開したことがある。
カトリック教会側の反発は根強く、当初予定されていたローマにある2箇所の教会での撮影は中止に追い込まれた。撮影禁止の理由についてローマカトリック教会のスポークスマンは、前作とほぼ似通ったテーマであることは明らかとし「我々の宗教観とは一致しない」と述べている。
映画「天使と悪魔」は、5月15日に全世界で同時公開される。