傷を受けると「この痛みは誰にも分かってもらえない」と思いがちです。しかし、本当は誰でも同じような傷を経験しているので、みんな分かり合えるはずです。
人は皆、いろいろな痛みや悲しみを経験し、それを乗り越えながら生きています。傷を受けると、その分だけ人の痛みを理解できるようになります。だから、傷を負った人は、人の痛みが理解できるので、相手にそっと寄り添って、共に痛み、心を通わすことができるようになります。
もし「どうして、私ばかりこんなひどい目に遭うの?」と嘆いているとしたら、必ずこの痛みは癒やされ、後で笑うことができるようになると信じてください。神様に祈り、任せて、仕事に集中し、夜になったらぐっすり眠ってください。
傷は、人と心を通わすために、相手の心を開く鍵のようなものです。傷という鍵を持っているならば、もう一人ぼっちではありません。みんな仲間です。
傷という痛みを経験しなければ、人の心を理解することは難しいです。しかし、傷の痛みは、人の心を開くマスターキーです。誰でも自分の痛みを分かってもらいたいし、寄り添って聞いてもらいたいからです。
あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。(ヨハネの福音書13章34節)
今日も、痛みを共感し合い、みんな仲良く楽しく、愛し合っていけたらいいですね。
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