「急がば回れ」は「危険な近道よりも、安全な本道を回った方が結局早く目的地に着く。成果を急ぐのなら、一見遠回りでも着実な方法をとった方がよい」という意味のことわざです。
車で目的地に向かうとき、時間に間に合わないのではないかと、気があせって安易に入った近道が、かえって時間のかかる道で、そのままの道を進んだ方がよかったと後悔したことが何度もあります。
人生の中で、一見すると近道でも、人が通っていないということには「何か理由がある」と考えるのも知恵です。その理由がはっきりして、それを克服する自信があるのなら、その道を選ぶことも選択肢の一つです。しかしそうでなければ、あせらない方がいいかもしれません。
「急いては事を仕損ずる」(あまり急ぐと、かえって失敗を招きやすい)。それが自分の人生の重大事であるとしたら、一見遠回りでも着実な本道(王道)を進んだ方が安全です。
迷ったときは、第一に神に祈り、神の導きを求めましょう。第二に、用意周到な準備が大切です。第三に、実力に見合った道を選択することです。
もちろん、人生のチャンスには「善は急げ」(よいことをするのにためらうな)といわれるように、早く決断すればするほどいいこともあります。どんな場合であっても、まずは神に祈ってから前進すること、これが何よりも大切ではないでしょうか。
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