【CJC=東京】欧州教会会議教会と社会委員会がEU(欧州連合)に、日曜日を休息の日として保護するよう訴えた。EUは現在、労働時間の規制を検討中。
デンマークのニューボアで会合した同委が「科学的調査では、日曜日が週の他の曜日よりも労働者の健康に密接に結びついていることが分かった」と3月16日、声明で明らかにした。
同委は、労働者の健康保護と、労働と家庭生活のバランスを向上させるために日曜日を毎週の休息日とすることを期待、欧州議会とEU加盟27国が、このほど被雇用者が働ける時間を規定する新指針を締結したことを指摘して、「EUの法令によれば、日曜日は子どもや若者の休日として保護された。それで、週の他の曜日よりも自由な日曜日が家族や友人と過ごす日となり得る」と述べている。
『生活・労働条件改善のための欧州ファンデーション』の最近の調査では、土日にスタッフが就業している団体の病欠など長期欠勤は、土日休業の団体の1・3倍であることが分かった。