ドナルド・トランプ前米大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏が日曜日の25日、韓国・ソウルの汝矣島(ヨイド)純福音教会(イ・ヨンフン主任牧師)を訪れ、礼拝に参加した。ペンテコステ派の同教会は、最盛期には会員数が70万人を超え、世界最大の教会として知られている。
礼拝の中で短くスピーチ(英語)をしたトランプ・ジュニア氏は、「今、米国また世界は、信仰に関して危機的な時期を迎えています。ある人々は信仰に信頼を置いていますが、別の人々はそうしません」と指摘。「キリスト教、私たちの価値観、また私たちが信じている全てのことに対する攻撃が日に日に強くなってきており、私たちはそれを押し返さなければなりません」と語った。
「それは簡単なことではありません。私たちの信仰は頻繁に試練にさらされています」。トランプ・ジュニア氏はそう続け、7月13日に米東部ペンシルベニア州で起きた父トランプ氏の暗殺未遂事件は、「信仰の試練」だったと語った。
その上で、「神の御手が働かれたのを私たちは見たのだと、私は信じています」と強調。トランプ氏が頭を動かしたことで、銃弾の直撃を免れたのは、神の「恵み」だとし、信仰以外では説明がつかないと語った。
また、事件によって、自身やトランプ氏、家族それぞれの信仰が強められたとし、事件を目撃した世界中の人々も、どのような信仰を持っていようと強められたはずだと話した。最後には祈りに感謝を述べ、「私たちが信じ、皆さんが示してくださったユダヤ・キリスト教的価値観の全てを守るため、戦い続けます」と語った。
トランプ・ジュニア氏は、23日から24日にかけてソウルで開かれた米韓次世代連合カンファレンス「ビルドアップコリア2024」に出席するため、韓国を訪問していた。汝矣島純福音教会の訪問は4月に続き、これが2回目だという。